言葉と所作磨き教室

【第16回・言葉と所作磨き教室】電話応対の締めくくり「クロージング」について

投稿日:

皆様ご機嫌いかがですか、上質な言葉磨きプロデューサーのましのせつこです。

さて、これまで電話応対のことについてお話ししてまいりましたが、今回は、電話を切る時の締めくくり方についてお伝えいたします。

電話応対での「クロージング」についてです。

余韻の残るクロージングを考えてまいりましょう。

余韻の残るクロージング4つのポイント


電話の向こうの人が、「ああ、この応対者で良かったな。」「この応対者だったら責任持って対応してくれるだろう。」と思えるような、そんなクロージングをお伝えしてまいります。

<ポイント①>
まず、すべての説明が終わってから、
「私からの説明は以上ですが、何かご不明な点はございませんか。」
と、相手に不明なところはないか訊くことです。

<ポイント②>
そして、「私ましのが、確かに承りました。」というように自分の名前を必ず名乗ることです。
それによって「ましのさんに頼んでよかったわ。」と相手の方に思ってもらえるようになります。

<ポイント③>
それから挨拶に感謝の気持ちを込めましょう。
「本日はご連絡ありがとうございました。」または「本日はお問い合わせありがとうございました。」と、感謝の気持ちを心を込めて伝えてまいりましょう。

<ポイント④>
そして最後に「今後ともどうぞよろしくお願い致します。」という、次につながるご挨拶を忘れずしましょう。

電話を切る時


そして「それでは失礼いたします。」といえば、”もう電話を切ってもいいですよ”という合図になります。

ですから、「失礼いたします。」といって、静かに受話器を置く(受話器は、直接電話機において切るとガチャ音が相手に聞えるので、指でフックをそっと押して切りましょう)または、インカムのスイッチを切って終了です。

最近の電話対応ではインカムの方も多いので、受話器のガチャ音はなくなってきていると思います。

電話のルールとしては『かけた方が先に切る』というルールがありますが、誰もがルールを知っているわけではありません。

お得意様または目上の人や大切な人であれば、相手が切るのを待って後から切りましょう。

自分がかけたからといって、先に切らなくても結構です。

そしてちょっとお年を召した人で、すごくもたもたと電話を切らない人がいるとしたら、その時はひと呼吸をおいて「失礼いたします。」と言って、そっと切りましょう。

まとめ


電話の余韻を残す方法は、

・不明点の確認を必ずする
・自分の名前を名乗る
・感謝を込めること
・「お問い合わせありがとうございました。」「今後ともどうぞよろしくお願い致します。」という次につながる挨拶をする



以上を、大切な相手に伝えるつもりで、音声表現をなさってみてください。
ではまたお目にかかりましょう。
今日も良い1日をお過ごしくださいませ。Ciao❤️

→YouTubeチャンネル「言葉と所作磨き教室」



前ページ: