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※書き言葉と話し言葉の違い「御社」「弊社」について 一部YouTubeの内容を訂正して、お詫びを申し上げます。
赤い文字の部分が、訂正の解説です。
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皆様ご機嫌いかがですか。
上質な言葉磨きプロデューサーのましのせつこでございます。
さて、今日は書き言葉と話し言葉について少しお伝えしてまいります。
よく書き言葉で使われている「御社(おんしゃ)」と「弊社(へいしゃ)」。
「御社(尊敬語)」と言うのは相手の会社のこと、「弊社(謙譲語)」と言うのは自分の会社のことです。
これは、書き言葉では「御社(尊敬語)」「弊社(謙譲語)」と使って結構です。
と、お伝えしましたが、私の勉強不足でした。失礼いたしました。
近頃は、「御社」は口語で、「貴社」を書き言葉と使い分けているようです。
これを違和感なく使い分けている人が、主流になっているようです。
実際に話して相手に伝えるコミュニケーションの時には、注意が必要です。
例えば、ビジネスシーンで「弊社では・・・」と言いたくなった時は「わたくしどもでは」と言いましょう。
「わたくしども」と言う方が、礼儀正しい中にも親近感が、漂います
では、「御社」の場合はどうなるでしょうか。
例えば、ABC商事と言う会社名の皆様とお話をしている時、「御社では」と言うと非常に堅苦しくなってしまいます。
「御社」は書き言葉なので、話し言葉にした方が柔らかい印象になります。
御社は、口語としての尊敬語として、OKです。
が、しかし、もっと親近感を出すためには、
そんな時は「ABC商事の皆様は」と言うのは、いかがでしょうか。
「ABC商事様では」と言うのはNGです。(近頃は、OKの人が多くなりました。)
会社名に「様」を付けるのは、実は多くの人が違和感を感じてしまいます。
会社名に「様」は本来つけません。
が、近頃の主流は、つけてもOKのようです。敬意低減の法則ですね。
会社名に「様」や「さん」をつけるのも、もはや主流・・・(まだ私は、抵抗したいが)皆様は、どちらでしょうか。
また、目の前に担当の方がいらっしゃったら、「青木様はどうお考えですか?」などと言いましょう。
名刺交換をした後、「私はあなたのお名前を覚えています」と相手に伝えるためです。
相手と近づくためには、相手の名前を呼ぶことが大切です。
必ず相手の名前を呼ぶことを意識すれば、相手の方に心を開いている気持ちを伝えることができ、コミュニケーションが近くなります。
今日は、書き言葉と話し言葉が違う例として、「御社」と「弊社」を挙げてお伝えいたしました。
他にも「書き言葉」と「話し言葉」で、同じ意味でもそれぞれ違う言葉遣いが必要になるものがございます。
また時々、このような言葉の違いをお伝えしてまいりたいと存じます。
それでは、今年も素敵な一年をお過ごしくださいませ。
ごきげんよう!Ciao!
→YouTubeチャンネル「言葉と所作磨き教室」